PTSD

PTSD

PTSDはポストトラウマティックストレス障害の略称でトラウマ体験後に発生する精神障害の一種です。
PTSDは身体的な怪我や傷害などの外傷的な体験だけでなく、特定の出来事や体験によって引き起こされ、戦争、虐待、交通事故、自然災害、テロ攻撃など、人生で非常にストレスの高い経験をした人々によく見られます。
過去に経験したトラウマ的な事象に対する再体験、回避、無感情な反応、強い不安感、過剰な警戒、不眠などの症状を抱え、これらの症状は個人によって異なる場合があります。
また、重度である場合は生活に大きな影響を与え、うつ病、不安症、薬物乱用、自殺などのリスクを高める可能性があります。

 

発症率は人口の約7〜8%であり、男性よりも女性の方が発症しやすい傾向があります。
これは発症するリスクが男女で異なるためではなく、女性が男性よりもより多くの外傷体験を経験する可能性があるためです。
また、年齢が上がるにつれて外傷体験のリスクが低下するため、若年層で発症しやすく、年齢が上がるにつれて低下する傾向があります。


PTSDの患者さんは以下のようなことに注意をしましょう。

 

・専門家の治療を受ける
・トリガーに注意する
・自分の感情に向き合う
・自己ケアに注力する
・安全な環境の確保
・十分な睡眠をとる
・健康的な生活習慣を維持する
・ストレスを軽減する
・社会的支援を求める
・薬物乱用に注意する

 

患者さんは自分自身を理解し、自分自身を許すことも大切です。


ご家族が患者さんをサポートすることは非常に重要です。
以下はご家族が気を付けることの例です。

 

・症状に理解を示す
・トリガーに注意する
・自分の感情に向き合う手伝いをする
・アルコールや薬物の乱用を控える
・健康的な生活習慣を維持する
・忍耐強く持つ
・ご家族自身のケアをする

 

ご家族は患者さんが回復するためのサポートをし、ご家族自身にも注意を払うことが必要です。

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