摂食障害
摂食障害とは食事に異常な行動を示す心の疾患のことで一般的に3つに分類されます。
・拒食症
食事を制限し、体重を減らすことを目的とした異常な食事行動が特徴です。
自己評価の低さや外見に対するこだわりがあり、体重が極端に低下してしまうことがあります。
・過食症
一度に大量の食べ物を摂取する異常な食事行動が特徴です。
過食後には自己嫌悪感や罪悪感を感じることがあります。
・過食嘔吐症
食べ過ぎた後に嘔吐や下剤の乱用、過度な運動などを行う異常な食事行動が特徴です。
体重が正常範囲内であることが多く、他の2つの摂食障害と比較しても健康被害が少ないとされますが嘔吐や下剤乱用などが続くと身体的な問題を引き起こすことがあります。
自己評価の低さや外見に対する強いこだわり、ストレス、遺伝的な要素、家庭内の問題、ダイエット文化などがリスク要因として挙げられます。
摂食障害は主に女性に見られ、若い世代で発症することが多く心理的、社会的、生物学的な要因が複合的に影響しています。
2020年に発表された日本の研究によると過食症や拒食症を抱える女性のうち、約37%が仕事に支障をきたしており、うち約12%が休職または退職していることが報告されています。
摂食障害は以下のようなこと気を付けましょう。
・早期発見・早期治療
・栄養バランスのとれた食事を摂る
・ストレスを軽減すること
・周囲の人々の理解とサポートを受けること
・自己評価を見直すこと
・身体的な健康管理を行うこと
摂食障害について理解し、適切な対処をすることが大切です。
患者さんにとってご家族のサポートは非常に重要です。
ご家族が気を付けることを紹介します。
・焦らず、忍耐強く接する
・無理に食べさせない
・コミュニケーションを大切にする
・栄養管理に注意する
・健康的な生活習慣をサポートする
・ご家族自身もケアすること
ご家族と患者さんは専門医や専門家と協力しながら回復を目指しましょう。
KNOWLEDGE
東向日第二タニムラ医院が
提供する基礎知識と事例
-
認知症
認知症とは脳の神経細胞や神経回路の機能が低下し、認知機能に障害が現れる状態のことを指します。一般的には加齢や疾患、または脳に影響を与える外傷などによって引き起こされることが多く、若年性認知症の場合もあります。認知症は主に […]
-
躁鬱病
躁鬱病は気分障害の一種で躁状態とうつ状態が交互に現れる病気です。躁状態は興奮状態で多弁、楽天的、冒険心が増し、やる気が高まるなど高揚感を伴う状態です。一方、うつ状態は意欲が低下し、憂鬱な気分や無力感が続き、身体的な症状も […]
-
双極性障害
双極性障害は脳の神経伝達物質のバランスが崩れることで引き起こされる気分障害の一つです。一般的にうつ病と躁病の2つの病態が交互に現れることで特徴付けられます。 原因としては遺伝的要因や生物学的要因、ストレスなど様 […]
-
パニック障害
パニック障害とは突然発生する不安や恐怖、不快な身体的症状を伴う、短時間の強い恐怖症状の発作が繰り返し起こる精神疾患のことです。不安障害の一種と考えられており、呼吸困難、胸痛、動悸、汗ばむ、ふるえる、吐き気、めまい、感覚の […]
-
社交不安障害
社交不安障害は人前で話す、集団の中で過ごす、試験や面接などの社交的な場面で自己表現することが苦手なために強い不安や恐怖心を感じる精神障害で、社交不安症とも呼ばれます。社交不安障害を持つ人は社交的な場面に直面すると過剰な自 […]
-
強迫性障害
強迫性障害(Obsessive-Compulsive Disorder, OCD)は不安や恐怖などの精神的な苦痛を引き起こし、強制的な妄想や強迫行動が特徴的な精神障害の一つです。頭の中で不必要な妄想や思考が繰り返されるこ […]